【スキル解説】ゴラン・ドラギッチ(2016.10.11 vs BKN)
今回は今季から大幅にロスターが変わったマイアミ・ヒートのゴラン・ドラギッチのプレシーズン・ハイライトを引用して、スキルの抽出を行う。
<スキル>
(1)
セットオフェンスに移行するシーンで、ディフェンスのミスをついたプレー。ディレクションしたコースにはヘルプがおらず、ドラギッチは持ち味のスピードを活かしたレフトハンドドライブを決めた。
— ut@NBA (@ut_heat) 2016年10月12日
(2)
ホワイトサイドへのアシスト。ショーディフェンスしたビッグマンに対して、ホワイトサイドが素晴らしいタイミングでリリース。ドラギッチはパスのタイミングをずらし、カットするホワイトサイドへ素晴らしいアシスト。レシーブしたホワイトサイドもヘルプディフェンスを読んで、パワードリブルからフィニッシュ。状況判断や体の向きを見ると、かなり成長を感じられる。
— ut@NBA (@ut_heat) 2016年10月12日
(3)
トランジションでのワンマンブレイク。ドライブのコースを先読みし、テイクチャージを狙ったディフェンスに対して、ボールをピックアップする瞬間に一歩目をドライブコースよりも一つ外側に踏み出した。ジノビリなどが得意としているオープンステップ方向のユーロステップである。ドラギッチはステップの長短をコントロールするのが非常に上手い。
— ut@NBA (@ut_heat) 2016年10月12日
(4)
ドリブルハンドオフを読まれた後のプレー。プッシュクロスオーバーで縦へ仕掛け、引いたディフェンスがドライブのコースに入ったので、オフショルダーでボールを守りつつ前進。リムに近い所まで来たので、ボールプロテクトを行いやすいロールターンで得意な左手に持ち替えてフィニッシュ。
— ut@NBA (@ut_heat) 2016年10月12日
(5)
スクリーンスプリットを行ったシーン。スキップでピック&ロールを使う素振りを見せ、ディフェンスが動いた瞬間にカウンターのクロスオーバー。スクリナーのディフェンスがドライブのコースを切ったことで、ディフェンス二人の間が大きく開き、そこをスピンムーブで割る。ブロッカーが飛んでくるのを予測し、ワンステップ、更にブロッカーから遠い外側の手でレイアップ。スピンの際に足をリム方向へ大きく引き、自分のスペースを確保することで、よりディフェンスを抜きやすくなる。