Drill Memo

バスケットボールの練習メニュー・ドリルを動画を引用してまとめ・解説をしています。

【スキル解説・ドリブルドライブ】インサイドアウト(フェイククロスオーバー)[Brian Macon]

下記の動画を引用して、インサイドアウトムーブの解説を行う。インサイドアウトとはプッシュクロスオーバーのフェイントとして用いられるドリブルスキルのこと。

 

<1>インサイドアウト
通常のインサイドアウト。ボールを外~内~外と動かしてDを揺さぶるドリブルスキル。ボールを掴んだ状態で体中央まで動かすこと、それと同時にオフフット(ボールがない側の足)も連動させること、体の向きもその方向へ向けることが重要。これらによってDのリアクションを引き出すことができる。

 

<2>インサイドアウト~クロスオーバー
カウンターの1つ。スペース、足の運び、難易度含めて1番手軽なカウンターといえる。インアウト中、ボールを内側に動かすモーションでオフフットを1歩、外側に戻すモーションでドリブルフット(ボールがある側の足)を1歩、クロスオーバーでもう1歩と1つの動作につき、足も連動させることが重要。

 

<3>インサイドアウト~プッシュクロスオーバー
カウンターの1つ。プッシュクロスオーバーはDの手の上を通す、または進行方向、自分が通過するレーンの上に先にボールを押し出すようなクロスオーバーのこと。インサイドアウトと同じモーションで行えて、Dに先読みされた時はインサイドアウトに変えられるのも利点。スペースが広く、自身のスピードを活かしたい時やDとの間合いが狭く通常のクロスオーバーができない場合、このプッシュクロスが有効。

 

<4>インサイドアウト~レッグスルー
カウンターの1つ。ボールプロテクトができ、レッグスルー後のクロスステップも突き出しやすい。クロスステップでDを抜くことができる有効なカウンター。身長のない人はオフフットをプッシュして、股下のスペースを確保することが重要。

 

<5>インサイドアウト~ヘジテーション~クロスジャブステップ
インサイドアウト後にホップ(ヘジテーション)を入れて1度スローダウン、力強いパウンドドリブルに合わせてクロスジャブステップ(オフフット)を入れる。インアウトからのチェンジオブペースでDを抜くパターン。クロスジャブはインサイドアウトのドリブルを変えた版だと考えれば分かりやすいだろう

 

<6>インサイドアウト~ヘジテーション~プロテクトジャブ
インサイドアウト後にヘジテーションを入れたパターン。ヘジテーションからプロテクトジャブ(Dにオフショルダーを向け、体が垂直になるようなジャブ)を入れ、Dのリアクションを見る。動かない場合、ストレートにドライブ。動画では3回タッチを入れて、ロールのフェイクを入れているように見える。アイザイア・トーマスが得意としているプロテクトジャブ&ゴーと同じもの。

 

<7>インサイドアウト~ダブルバックビハインド
カウンターのカウンター。小さいインサイドアウト後にバックビハインド、連続してバックビハインドを入れたもの。Dとのスペースが狭い時にはバックビハインドが有効。ボールを前にプッシュするので、ボールコントロールやスペースの把握、Dとのコンタクトに耐えるフィジカルも重要になってくる。NBAではアービングが得意としているドリブルなので、参考にするといいだろう

 

<8>インサイドアウト~シャムゴッド
インサイドアウトで外にボールを戻した時にドリブルハンドでキャッチせず、スイッチハンドしシャムゴッドムーブにつなげている。ボールをDの前に晒すことでリアクションを引き出し、オフハンドでかっさらうイメージ。難易度が高い。

 

<9>インサイドアウト~セイムハンドチェンジ
インサイドアウトを連続で行い、2回目は外側にボールを戻すのではなく、足の間を通して同じ手で受け渡しボールプロテクトしている。高難度なので、通常のインサイドアウト2連続でいいとも思う。

 

<10>インサイドアウト~ヘジテーション~プロテクトジャブ~カウンター
6で紹介したプロテクトジャブからのカウンター。ストレートドライブのフェイクからバックビハインドでチェンジディレクション。プロテクトスタンスからフロントターンしDに正対、これに反応された場合にすぐさまカウンタームーブを行っている。

 

www.instagram.com